吉高由里子

　ＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」第３６回が２２日、放送された。平安貴族たちの”無礼講”が描かれ、「酔っ払い貴族のセクハラ」だとネットで話題になっている。 ◆『光る君へ』上地雄輔、見上愛とのオフショット【写真】 　【ネタバレを含みます】 　一条天皇（塩野瑛久）の中宮・彰子（見上愛）は無事に敦成（あつひら）親王を出産。そして、誕生５０日を祝う「五十日の儀」が盛大に開かれる。彰子の父・道長（柄本佑）は「無礼講ゆえ、皆々、心ゆくまで楽しんでくれ。いくらでも酔ってくれ」と言う。 　すると、藤原隆家（流星涼）は女房を柱の陰へ連れ込み、右大臣・藤原顕光（宮川一朗太）は「おなごはどこかなっ」とついたてに掛けられた布を突き破る。大納言・藤原実資（秋山竜次）は酒に酔って女房の装束の枚数を数え出す。 　そして、藤原公任（町田啓太）は「このあたりに若紫はおいでかな？若紫のような美しい姫はおらぬなあ」とまひろ（紫式部・吉高由里子）に絡む。まひろは「ここには、光る君のような殿御はおられませぬ。ゆえに若紫もおりませぬ」と静かにブチ切れたのだった。 　これらのシーンは、紫式部が宮中の様子を記した「紫式部日記」に実際に描かれている。Ｘ（旧ツイッター）では「令和に紫式部日記実写化」「平安セクハラとセクハラ返し」「酔った上司たちのウゼーことやらセクハラやら‥というのが１０００年変わってないという事実」「酔った勢いでまひろにウザ絡みすると、完全に打ち返される上に１０００年残されるのな」「１０００年前の貴族も酔っぱらうとしょうもないんだな」「酒癖の悪さも１０００年残るって平安文学恐ろしいですね」といったコメントが見られ、盛り上がった。