【新日本】引退を発表した棚橋弘至、最後まで頂点を狙う「引退試合でIWGP世界ヘビー戦に勝ってしまったらどうしよう」
さらに棚橋は、「多くの選手からSNSで『最後に一回どうだ?』みたいな対戦要求もきていますし、今年は年末にドラゴンゲートさんで(そのまま)市川選手とも闘いますので、プロレス界の役に立てるなら、ファンの方が喜ぶなら、ドンドンやってみたいと思います」と他団体や海外の選手とも出来る限り対戦していきたい方針。そしてファンなら気になる中邑真輔(WWE)、柴田勝頼(AEW)との対戦については「そうですね……同じ時代を生きてきたライバルなので。いろんな問題をクリアできればとういことですかね……」と慎重に言葉を選んでいた。 新日本はAEWとの関係は良好だが、WWEとは距離を置いており、WWEと友好関係を築いているプロレスリング・ノア辺りが仲介して、中邑と最後のシングルを実現させてもらいたい。 また全所属選手と対戦とあってタイトルホルダーとの対戦も予想されるが、シングルのベルトを「狙います」とした上で「僕は『どうしたら引退するって気持ちになるのか』って思ったんですね。やっぱりレスラーとしては一番を目指さなくなった時が、引退を決意するタイミングかなと思いまして、なので……IWGP世界ヘビーは一度挑戦して負けてしまって巻いていないので、引退試合までにIWGP世界ヘビーに辿り着く。引退試合でIWGP世界ヘビー戦に勝ってしまったらどうしようって思うんですけど……そしたら現役続行って言うかもしれないし(笑)。なので、そういうのが勝手に思い描いている理想の引退ですかね」と最後まで新日本の頂点であるIWGP世界ヘビー級王座獲得を「あきらめない」という。数々のタイトルを獲得して来たタイトルコレクターなだけに、IWGP世界ヘビー級王座も加えてから引退したいという気持ちは強いようだ。 棚橋は他のベテラン選手のようにテクニックだけで勝負することも出来たにもかかわらず「棚橋弘至が棚橋弘至を出来るうちに」引退することを選んだ。ハイフライフローに代わる膝に負担のない新技を考えることも出来たはずだが、それを良しとせず、最後まで「エース」として飛び続けることを誓った棚橋の決断には拍手を贈りたい。そして最後はどんな「ミラクル」を見せてくれるのか。数々の「ミラクル」を起こして来ただけに、引退ロードは1試合も見逃せない。 文⚫︎どら増田
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