アンベールの地元優勝を阻止したズベレフが7度目のマスターズ制覇「ここパリでタイトルを獲ったことは僕にとって途轍もなく大きな意味がある」 [パリ・マスターズ/テニス]
アンベールの地元優勝を阻止したズベレフが7度目のマスターズ制覇「ここパリでタイトルを獲ったことは僕にとって途轍もなく大きな意味がある」 [パリ・マスターズ/テニス]
ATPツアー公式戦「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月28日~11月3日/賞金総額694万6835ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第15シードのユーゴ・アンベール(フランス)を6-2 6-2で退け大会初優勝を飾った。 ~ロレックス・パリ・マスターズで大会初優勝を飾ったズベレフ選手~ 27歳のズベレフがATPマスターズ1000大会でタイトルを獲得したのは、5月のローマ以来でキャリア7度目(ツアー通算23勝、準優勝13回)となる。 8回あった自分のサービスゲームで僅か5ポイントしか落とさなかったズベレフは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、各セットで2度ずつブレークに成功して1時間15分で快勝した。 「今日の試合で勝つにはこのようなプレーをしなければならないとわかっていた。ユーゴは素晴らしい選手だけど、(地元である)ここパリではいつも以上にいいプレーをしてくると覚悟していた。観客が盛り上がりだしたら難しくなる。だから早めのそれを阻止しなければならなかったし、実際にそうすることができてよかった」とズベレフは試合後にコメントした。 「2年前のロラン・ギャロスで足首の大ケガを負ったあとはこのレベルに戻れる保証はなかった。だからここパリでタイトルを獲得したことは僕にとって途轍もなく大きな意味があるし、僕のために多くのことをしてくれた陣営の皆にとっても同じだと思う」 先に行われたダブルス決勝では、第5シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)がロイド・グラスプール(イギリス)/アダム・パブラシェク(チェコ)を3-6 6-3 [10-5]で倒して今季5勝目を挙げた。 同大会が現在の会場で行われるのは今年が最後で、来年以降はパリ西部近郊ナンテールの屋内スタジアムで開催される予定になっている。
テニスマガジン編集部