沖縄の原風景や街並みをモノクロームの世界で表現した墨絵の作品展が名護博物館で開かれています。 この作品展は沖縄を代表する墨絵作家、金城美智子さんの活動４０年の集大成として開かれたもので、これまで制作したおよそ５０点の作品が展示されています。 久高島から見た夕焼けやクバの原生林、松の大木の並木など沖縄の原風景を墨の濃淡で緻密に描いたものや、移住していたマルタ共和国で制作した作品には地中海の街並みや建造物を光と影が織りなすモノクローム世界に落とし込みました。 墨絵作家金城美智子さん「重く、軽く、強弱、筆先、一本の毛を振って強弱を付けたり、濃い墨がのったらそれを活かしたり。作品は皆、一本の小筆から生まれているんです」 作品展は今月２８日まで開かれています。