【KNOCK OUT】“流血のマドンナ”鈴木万李弥が計量パス「激しい試合にしたい。もしかしたらヒジを出すマリヤが見られるかも」
2024年10月12日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5』(U-NEXT配信)の前日計量が、11日(金)都内にて正午より行われた。 【写真】共に計量をパスし、笑顔で握手を交わす両選手 第6試合のKNOCK OUT OFG-RED女子スーパーバンタム級3分3R延長1Rで対戦する、鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)は54.9kg、ルークナーム・コーコムキョウ(タイ)は53.25kgでそれぞれ計量をパス。 続いての会見でルークナームは「この会見の席にいられることが出来て嬉しいです。明日の日本での試合に参戦できることがとても嬉しい。その気持ちと共に緊張しています。気候もタイと違うのでドキドキしていますがベストを尽くしたいです」と、ハキハキとコメント。聞くところによると、タイの有名国立大学を卒業したエリート中のエリートなのだという。 鈴木は「初めてのルールに挑戦するのでアツい試合にしたい」と意気込んだ。 KNOCK OUTでは初となる女子のオープンフィンガーグローブ着用REDルール(ヒジ打ちあり、掴んでの攻撃は無制限)に挑むことについて、鈴木は「OFGってことで女子が倒せる確率が上がると思うし、私はMMAでOFGを経験したことがあって、アドレナリンが出ていても当たると痛いと分かるので激しい試合にしたいと思います」と、倒す試合が出来るのではとする。 対するルークナームは「自分はOFGの試合経験がONEであるので、個人的には不安や緊張はありません。ルールはムエタイルールと全く同じなので特に違った面はないと思っています。そういう意味も含めて明日は絶対に面白い試合をしてやろうという意気込みでいます。ムエタイの技でみなさんが見たことがないような技を出せればと思います。私たちが全力で戦うので楽しんでいただけたらと思います」と話す。 鈴木はOFG対策として「特に練習はしていません」と言うが、「グローブが小さい分、どこから打っても当たるのがあって。首相撲の展開でもこっちは殴っていくスタイルですね」と、OFGの特性を活かしたいとした。 初来日ということで自分のどんなところを見てもらいたいかとの質問に、ルークナームは「ムエタイの技の全てを見せたいです。キックもパンチもヒジも含めて全ての技を見てもらえれば。この試合に勝つために全力で練習してきたので、ムエタイならではの技を日本の皆さんに見ていただければと思います。皆さんに楽しんでいただいて、感動や印象に残る試合をしたいと思います。日本での試合はいい経験になると思うので、それをタイに持ち帰ってさらに強くなりたいと思っています」と答える。 一方、鈴木はヒジ打ちと首相撲ありのルールについては「首相撲はクロスポイントで絶対に入っているメニューなのでやっているのでいいんですけれど、ヒジはスタンドで受けたことがないので、そこがどうなるのか自分でも正直分からないです」と、ヒジ打ちは未知の部分であるという。 逆にヒジ打ちを使ってみたいかと聞かれると「ミットでは練習しているので、もしかしたらヒジを出すマリヤが見られるかもしれません」と、“流血のマドンナ”(鈴木のキャッチフレーズ)ではなく“流血させるマドンナ”になるかもしれないと語った。
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