高校生が人生設計に挑戦!カードゲームでライフプランの大切さを学ぶ
保険・証券・住宅ローンを取り扱うブロードマインド株式会社は、栃木県立宇都宮商業高等学校の1年生280名を対象に、カードゲームを利用した出前授業を2024年10月16日に実施した。 【画像】出前授業の様子 出前授業では、同社が開発したカードゲーム「ライフプロデュース」を利用した。同ゲームは、人生におけるライフイベントを選択し、お金や時間がどれぐらいかかるのかを仮想体験する内容で、東京学芸大学附属世田谷小学校教諭の沼田晶弘氏が監修を務めている。 ゲームの目的はお金を稼ぐことではなく、将来のライフプランニングや資産管理の重要性を学ぶことを目的としており、投資や金融商品に関する理解を深めるものではない。生徒たちはグループに分かれて、ゲームを2回プレイし、限られたお金と時間で「かなえたいこと」の実現にチャレンジした。 生徒たちは2回のゲームを通じて、自分の選択が将来にどのように影響するのかを体感。初回のプレイでは、予想外の出来事に対処するのに苦労する場面もあったが、2回目には未来を見据えて計画的に行動することで、目標を達成することの難しさや喜びを実感することができた。 生徒からは、「2回目のプレイでは、自分の目標に向けてうまく資金を使えた」「保険の重要性を感じた」といった感想が寄せられた。また、人生を予測することの難しさを踏まえ、計画的な資金管理や保険の意義を深く理解したという意見も見られた。 今回の取り組みは、単に知識を与えるのではなく、体験を通じて「自分らしい人生を作り上げる力」を養うことも目的としており、参加した生徒や教員から高い評価を得ているという。同社は、今後もさまざまな学校での出前授業や特別プログラムを通じて、金融リテラシーの向上とライフプランニングの啓蒙を進めていく意向を示している。
こどもとIT,編集部