【バレー】美しく勝利せよ!新主将に就任したヴィアティン三重・浅川希「勝利する姿をファンに届けたい。主将として迷わず引っ張っていく」 Vリーグ女子
バレーボールV女子、ヴィアティン三重の新主将に就任した浅川希選手のコメントをお届けする。 浅川選手は三重高校から山形を本拠地とするプレステージ・インターナショナルアランマーレ(現・アランマーレ山形)に入団。一度は引退を決意したが地元のヴィアティン三重で現役復帰し、チームに大きな貢献を続けている。 切れのあるスパイクとサーブレシーブに定評があるサイドアタッカーで、Vリーグがリスタートを切る今シーズンにおいてチームの主将を務めることとなった。 取材時(7月中旬)は正式発表前ということもあり、新体制後の2つの大会(サマーリーグ・中部総合)における大会主将としてコメントをいただいた。あらかじめご了承頂きたい。
――メンバーも変わった中、サマーリーグと中部総合バレーではキャプテンとして大会に臨んでいます。どういう気持ちでこの役職と向き合っていますか。 浅川:今までの経験を含め、自分にはチームにないものを持っている部分もあると思うんですけど、それをどういう形で表現して引っ張っていくか、そこに対してまだ迷いがありますね。 迷わず引っ張っていくことが自分自身の課題だと思っています。 ――昨シーズンのリーグではなかなか勝てずに辛い思いがあったと推察します。 ヴィアティンがVリーグ女子に初参戦した2022-23シーズンは当時の保有ライセンスより上のV2で戦い、ちょっとした旋風も巻き起こしました。 今、勝てていないことがプレッシャーになってしまっているというか「本当だったらもっとできるのに」という空気がチームをよぎることもあるのでしょうか? 浅川:勝利の体験が現在のチームの中には構築されていません。勝ちたいという思いはあるのですが、「ではどういうふうに自分たちが勝つのか」というイメージをすることが難しくなってしまっていますね。 それが接戦になった時に顕著になるというか。どこか不安な気持ちのままやっているようなところがあって、結果にも出てしまっていると感じています。 ――リーグ自体もリニューアルされますし、チームも今季はいろいろ変えていく部分もあると思います。 浅川主将自身はこれまでのアウトサイドヒッターからオポジットのポジションに入ってプレーしていますね。 浅川:はい、新体制になってからこのポジションでやっています。 ――手応えはどうですか? 浅川:高校まではライトをやっていたこともあり、今季はこのポジションに入りました。 オポジットという呼び方からは攻撃のイメージが強く伝わると思いますが、自分は攻撃より守備の人だと思っているので、守備のできるライトアタッカーみたいな感じでやっています。 自分の持ち味を活かすというか、ポジションが変わっても守備を固める目的でコートに入っています。今までとやるべきことは大きくは変わらないのかなと思っています。 ――今日(中部総合初日)は大山加奈さんが部長資格でベンチに入っていました。大山さんの帯同はサマーリーグからでしょうか? 浅川:いえ、この大会で急遽という形です。 今日が今季初めてお会いする機会でした。これからみんなを支えていきたいというお話をいただいて(大山氏はチームのPDMに就任。選手のメンタルヘルスのケアやキャリアアドバイスを行う)、試合に入っていただき、声をかけてもらったりしていました。 ――ユニフォームが今日から新しいものになりましたね。 浅川:オレンジのシンボルカラーは変わらずに、また新鮮な気持ちにもなれますね。 ――ファンの方に一言。 浅川:新体制後もなかなか勝利が得られていませんが、1勝をファンの方にお見せしたいという気持ちをずっと持ち続けて頑張っています。引き続き応援していただけたら嬉しいです。