巨人の阿部慎之助監督に精神面成長求められた松原聖弥、2軍降格即V弾「マイナスなことばかり考えていた」
◆イースタン・リーグ 巨人7―3日本ハム(16日・ジャイアンツ球場) 巨人の松原聖弥外野手(29)が16日、イースタン・日本ハム戦(G球場)で2軍降格後即、決勝の3ランを放った。「1番・左翼」で1安打4打点1盗塁と存在感を示し、ヒーローインタビューでは「最高の結果になって良かったです」と振り返った。 【動画】松原聖弥が連続ティー打撃 腹をくくり、思いっきりバットを振った。同点で迎えた7回2死から2者連続四球で一、二塁の好機。柳川の2球目スライダーを捉え、勝ち越し弾を右中間へ運んだ。15日に出場選手登録を抹消され、2軍に合流したばかり。悔しさを吹き飛ばすかのように力を込めた。 同じことは繰り返したくなかった。13日の広島戦(東京D)。途中出場で延長10回2死から四球、死球で走者を2人置いて打席に入るも、一打サヨナラの場面で空振り三振に倒れていた。「1軍で、全く同じ場面で手を出すことができずに終わってしまったので積極的にいこうと思っていた。そこは意識してなんとか結果を出したいと思った」と気持ちが勝った。 キャンプ、オープン戦で結果を出して開幕1軍をつかみながら、9試合に出場して13打数2安打、打率1割5分4厘。阿部監督からは「技術の部分ではない。しっかりと腹をくくっていくところはいく。そういう部分が足りていない」と精神面での成長を求められた。「これしたらあかんな、とかマイナスなことばかり考えていた。僕が応えられなかったので、もう一回こっち(2軍)で力を付けて、早く1軍に帰りたい」。何度でもはい上がる。(水上 智恵)
報知新聞社