「新潟県民の警察官」表彰式 今井央文、押切幸朗両警部補に栄誉
県民の暮らしを守るため第一線で活動する警察官をたたえる「第49回新潟県民の警察官」(主催・NST新潟総合テレビ)の表彰式が12日、新潟市内で行われた。受章者は、与板署交通課長の今井央文(ひろふみ)警部補(60)と、村上署生活安全課生活安全係長の押切幸朗警部補(57)の2人。長年職務に邁進(まいしん)してきた2人の胸に深紅の「県民の警察官章」が輝いた。 今井警部補は昭和57年に採用され、交通機動隊など交通部門を中心に約42年間活躍。複数の車両で危険な運転を行う共同危険行為事件や、飲酒運転などの悪質事件を多く検挙し、事故の抑止に貢献した。後輩の白バイ隊員の育成などにも尽力する。 また、押切警部補は平成2年に採用され、生活安全部門を中心に約34年間活躍した。薬物や産業廃棄物の不法投棄、児童への性的被害犯罪など、多くの事件を検挙。特殊詐欺などの被害防止にも尽力し、令和4年には優秀警察職員表彰を受賞した。 花角英世知事は「県民から信頼される親しみのある警察官として、一層活躍されることを期待する」との祝辞を寄せた。県警の滝沢依子本部長は「受章を糧にさらに研鑽(けんさん)に努め、県民のため引き続き真摯(しんし)に職務に取り組むことをお願いする」と励ました。 最後に、受章者を代表して今井警部補が「今日この日の感激を胸に刻み、これからも県民が安全で安心して暮らせる新潟県を実現するため、精いっぱい努力を重ね職務に励みたい」と謝辞を述べた。 今井警部補の妻、良子さん(57)と押切警部補の妻、明美さん(56)には、内助の功をたたえて家族賞が贈られた。