ガスの抜けてないライターを「水につければ平気だから」と言って燃えるゴミに出す夫。これって本当に安全なの?火災になったら罰金は発生しますか?
廃棄物によるごみ収集車の火災事故は、年間4000~5000件といわれています。 ごみ収集車の火災は、作業員だけでなく近隣の方への危険をまねく恐れがある危険な事故です。火災要因の1つでもある使い捨てライターですが、みなさん正しい方法で処分ができているでしょうか。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの? ライターは基本的にガスが抜けていれば発火しませんが、火災による事故を防ぐためには、正しい処分の仕方を頭に入れておくことが大切です。 また、ライターの捨て方は自治体によって異なります。発火性を低くするために水に濡(ぬ)らしておく必要もあるため、一度、ご自身が住む地域のライターの捨て方を確認してみましょう。 今回は、使い捨てライターの正しいガス抜き方法と処分方法、ごみ収集車が火災した場合の罰金について紹介します。
使い捨てライターのガス抜き方法・処分方法
ライターを捨てるときは、発火防止のためにガス抜きをする必要があります。ここでは、ディスポーザブルライターと注入式ライターのガス抜きの方法について紹介します。 ディスポーザブルライターのガス抜き方法を以下にまとめました。 (1)周囲に火の気がないことを確認します。 (2)操作レバーを押し下げる。着火した場合はすぐに吹き消します。 (3)輪ゴムや粘着力の強いテープで、操作レバーを押し下げたまま固定します。 (4)「シュー」という音が聞こえれば、ガスが抜けています。 (聞こえない場合は、炎調整レバーをプラス方向にいっぱい動かします。) (5)この状態のまま、風通しがよく火の気がない屋外に半日から1日放置します。 (6)確認のために着火操作をします。火が付かなければガス抜きは完了です。 注入式ガスライターのガス抜き方法を以下にまとめました。 (1)周囲に火の気がないことを確認します。 (2)ライターのガス注入口の先端を細いドライバーの先などで押します。 (3)「シュー」という音がしなくなるまでガスを抜きます。 (4)確認のために着火操作をします。火が付かなければガス抜きは完了です。 ガス抜きが完了したら、各自治体のルールに沿って、正しい方法で処分しましょう。