沖縄尚学の柱は150キロ左腕と7割打者、11年ぶりの優勝を狙う!【24年明治神宮大会出場10校の横顔】
第55回明治神宮野球大会(神宮)が20日に開幕する。各地区のチャンピオンによる「秋の全国大会」。10校の今年の顔ぶれを紹介していく。 【トーナメント表】明治神宮大会・高校の部 組み合わせ 最終回は、九州大会で2年ぶり4回目の優勝を果たした沖縄尚学(沖縄)。県大会決勝で「宿敵」のエナジックスポーツを破って優勝すると、九州大会では甲子園常連校を次々と倒し、決勝での沖縄対決で再び「宿敵」を破って優勝を果たした。 秋季大会の戦いは以下の通り。 <秋季大会戦績> ★沖縄大会 2回戦 7-3美里工 3回戦 13-0北中城 準々決勝 3-1美来工科 準決勝 3-1宮古 決勝 8-5エナジックスポーツ ★九州大会 1回戦 3-2佐賀北(佐賀) 準々決勝 5-0鹿児島実(鹿児島) 準決勝 11-1西日本短大付(福岡) 決勝 6-2エナジックスポーツ(沖縄) 投手陣はエース末吉 良丞投手(1年)が中心。沖縄大会で150キロをマークした左腕が、九州大会では初戦から準決勝までの3試合連続完投でチームに貢献した。準々決勝の鹿児島実(鹿児島)戦では、継続試合となり2日がかりでの「完封勝利」も挙げた。神宮のマウンドも目が離せない。 <九州大会の主な投手成績> 末吉 良丞 4試合24.1回21三振、防御率0.74 打撃陣では、3番・比嘉 大登内野手(2年)が、九州大会4試合15打数11安打、打率.733と高打率をマークした。初戦は7番だったが、準決勝までの3試合連続で3安打猛打賞を記録すると同時に、徐々に打順が上がり、3番でスタメン出場した決勝は3打点。大会4試合ではチームトップの8打点と打線を牽引した。 2年ぶり4度目の出場となる明治神宮大会では、21日の第2試合で北信越代表・敦賀気比(福井)と初戦で対戦。2013年以来の優勝を狙って強豪に挑む。