白鷗大が充実の戦いでリーグ戦全勝優勝、次なる挑戦はインカレ連覇
平均得点、平均失点共にリーグ戦No.1
リーグ戦での平均得点92.0は最多。しかし、オフェンスの充実もさることながら目立つのはディフェンスの堅さで最小の61.7。これは失点2位の筑波大(リーグ戦4位、69.2)に7.5点差、リーグ戦2位の東京医療保健大(72.6)に10.9点差という抜けた数字である。それでも、舘山は「まだディフェンス面で、相手の強度に負けてしまっている部分がありました。そこで負けない強さ、あとはもっと相手が嫌なディフェンスができるように、強度、クオリティーを高めていきたいです」と現状に満足はしていない。また佐藤監督も「オフェンスについてウチがやることは、多分色々なチームが分かっているので、いかにカウンターを取っていくかが課題だと感じています。リーグ戦でいいディフェンスができましたが、もっといいディフェンスができると思います」とインカレ(第76回全日本大学選手権大会)に向けてディフェンスに力を入れたいと語っている。 リーグ戦を全勝優勝した勢いのまま、インカレでも頂点に立つのか。それとも、そこに待ったとかけるチームが現れるのか。インカレは11月29日から12月8日(男子ファイナル4は12月14日・15日)の日程で開催される。 ■第74回関東大学女子リーグ1部戦最終結果 優勝:白鷗大 14勝0敗/勝ち点28 準優勝:東京医療保健大 11勝3敗/勝ち点25 3位:拓殖大 8勝6敗/勝ち点22 4位:筑波大 7勝7敗/勝ち点21 5位:日本体育大 7勝7敗/勝ち点21 6位:早稲田大 5勝9敗/勝ち点19 7位:専修大 2勝12敗/勝ち点16 8位:立教大 2勝12敗/勝ち点16 ※4位5位、7位8位はゴールアベレージにより順位を決定 ■個人賞 ・最優秀選手賞/舘山 萌菜(白鷗大No.20、4年) ・敢闘賞/大脇 晴(医療保健大No.91、3年) ・優秀選手賞/オコンクウォ スーザン アマカ(白鷗大No.13、4年)、高田 栞里(白鷗大No.23、4年)、ンウォコマーベラス アダクビクター(拓殖大No.55、4年) ・得点王/オコンクウォ スーザン アマカ(白鷗大No.13、4年)313得点 ・3ポイント王/菊地 実蘭(早稲田大No.1、2年)41本 ・アシスト王/高田 栞里(白鷗大No.23、4年)52本 ・リバウンド王/マカヌアンバ ロリアン(日本体育大No.19、2年)187本(OR76+DR111)
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)