冷水ざばっ、気合えいっ 酒田・飛鳥神社「裸詣り」
酒田市平田地域にある飛鳥神社(佐藤共子宮司)で5日夜、新春の伝統行事「裸詣(まい)り祈願祭」が行われた。下帯姿の参加者が冷水を浴びて参拝し五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈った。 小学3年から50代までの男性計12人が参加した。本殿でおはらいを受けた後、「ワッショイ、ワッショイ」と声を合わせて仁王堂との間を3往復した。仁王堂前で肩口から冷水を浴びた参加者は大声を上げ、気合を入れて寒さに耐えていた。南平田小3年佐藤大雅さん(8)は「昨年友達が走っているのを見て、初めて参加した。寒かったけど、今年は水泳と空手を頑張る一年にしたい」と話していた。 裸詣りは、飛鳥神社の松例祭を前に、川の水を浴びて身を清めた風習に由来する。