中国、不動産市場のリスク解消を 24年経済政策決定
【北京共同】中国共産党と政府は11、12日に、経済政策の方向性を決める中央経済工作会議を開き、2024年の経済の優先事項を決めた。国営メディアが12日報じた。危機的状況にある不動産市場や地方政府の債務問題のリスク解消に努める経済運営を行う方針を強調した。 会議は安定成長を実現するために積極財政を強化し、金融政策の柔軟性を高める方針を表明した。経済の現状について「経済の回復には困難と課題の克服が必要だ」と説明。需要不足に加え、一部の業種では過剰生産に陥っていると分析した。 会議は「不動産発展の新たなモデル構築を加速する」として、市場てこ入れのため改革を進める方針を示した。