歌って踊って写真集を出すのがトレンド!? 2024年を盛り上げた女子アナ3人と2025年の注目株
フジテレビの新エースは「持っている」
視聴者の記憶に残るためには、自分の努力だけではどうにもできないときもある。その一方で、最近人気の若手のホープは強運の持ち主でもあるという。 「フジテレビの佐久間みなみさんは持っています。2022年、『S-PARK』(フジテレビ系)のメインキャスターへの就任後、初めての取材で千葉ロッテマリーンズ(当時)の佐々木朗希が完全試合を達成。 また、初めてのMLB現地取材では、ロサンゼルス・エンゼルス(当時)の大谷翔平が『野球人生初』の満塁ホームランを打っています。そして、入社5年目の今年、パリオリンピックのメインキャスターに抜擢されました」 大会期間中には、男子バレー日本代表の高橋藍(※高=はしご高)と親密すぎる様子が批判を受けたこともあったが、ブレイキンやスケートボードなどさまざまな競技の取材で注目を集めた。 「今年はフォトブック『みなみから』(講談社)を出版し、ミュージシャンのmiwaさんとのコラボレーション曲『Our Time』を熱唱していたことからも、フジテレビ内での彼女の評価が高いことを改めて感じさせられました。 なぜなら、同局の女子アナでフォトブックを出版できるのは、宮司愛海さんや堤礼実さんなど、“スポーツ部門のエース”という風潮があるからです。 彼女は今、『めざましテレビ』(フジテレビ系)の井上清華さんと人気を二分している存在といえるでしょう」
忘れてはいけない“令和のあざと女王”
女子アナは前出の2人のようにテレビ局に所属する「局アナ」だけではない。この者を抜きにして今年の女子アナを語ることはできないだろう。 「フリーアナウンサーで言えば、2024年は森香澄さんの一年だったという印象があります。 2月にファースト写真集『すのかすみ。』(幻冬舎)を発売し、『第17回オリコン上半期“本”ランキング2024』で『写真集』部門の第9位にランクイン。 総合ではなく一部門の9位とはいえ、ほかのランクインした作品が坂道シリーズやSTARTO ENTERTAINMENT(旧・ジャニーズ事務所)の関連作品で占められていることを考えると、そのなかに入り込むのはかなり人気がある証拠です」 そして、今年は冠番組『森香澄の全部嘘テレビ』(テレビ朝日系)がスタート。 同番組は森アナがビールの売り子やメイド喫茶でコスプレしたり、居酒屋で酔っ払いに絡まれるなど、さまざまな職業を体験していくという内容だ。 「さらに『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)や『上田と女がDEEPに吠える夜』(日本テレビ系)などのトーク番組にもたびたび出演。 恋愛ネタにとどまらず『男を落とすあざとい仕草』などセンセーショナルな発言をすることで、『令和のあざと女王』というキャッチコピーがつきました。 アナウンサーでキャッチコピーが付くというのは、売れている証拠…。というよりも、トップクラスの証です」 バラエティ番組のみならず、ドラマも今年だけで『オトナの授業』(TOKYO MX系)、『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)、『3年C組は不倫してます。』(日本テレビ系)、『栞ちゃん 心の声を聞かせてよ』(テレビ朝日系)などに出演。下半期にはポテトチップスの「わさビーフ」のCMにも抜擢された。 「ほかにも女性向け下着通信販売会社『ピーチ・ジョン』の冬コレクションのゲストモデルに起用されるなど、かつての田中みな実さんの活躍をなぞっているような印象です。 森さんはSNSを活用して、田中さんを上回るほどの売れ方をしているとも言えます」