7連覇目指す名城大は2区・米澤、5区・谷本!立命大は2区・村松で「2冠」へ!拓大・不破聖衣来の学生駅伝ラスト舞台は5区/富士山女子駅伝
◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4㎞) 富士山女子駅伝の区間エントリーをチェック! 大学女子駅伝の2大タイトルの一つで、年末を彩る富士山女子駅伝が12月30日に行われる。前日となった12月29日に、区間エントリーが発表された。 大会6連覇中の名城大は前回、独走Vの火付け役となった柳樂あずみ(3年)が3年連続で1区に入り、2区・米澤奈々香(3年)、最長10.5kmの5区が谷本七星(4年)と、主要区間に主力を配置した。 前回アンカーの原田紗希(3年)が6区。“山上り”の7区に1年生の山田桃子が入っており、昨年のインターハイ3000m日本人トップの3区・近藤希美を含めて前半の流れが重要になりそう。石松愛朱加(3年)はエントリーから外れたが、8連覇がストップした10月末の全日本大学女子駅伝のような序盤の苦戦を避け、常に主導権を握る展開を作れるか。 一方、全日本で9年ぶりに女王の座を奪還した立命大は、そのメンバー5人を軸に、17年以来の優勝と2冠を目指す。 全日本と同様に1区に太田咲雪(2年)、2区に主将・村松灯(4年)、4区にルーキー・山本釉未が入り、5区は全日本6区区間賞でVテープを切った土屋舞琴(3年)、7区に全日本で最長5区を務めた中地こころ(4年)と、隙のない布陣で臨む。 全日本で10度目の2位だった大東大は、全日本1、4、5区で区間賞に輝いた野田真理耶、蔦野萌々香、サラ・ワンジルの2年生トリオを2、4、5区に起用。6区には全日本でメンバー入りできなかった4年生・四元桃奈が6区に入ったことは心強いだろう。 城西大は全日本3位のメンバーのうち3、4区で区間2位と好走した沖田梨花(1年)が3区、石川苺(2年)がアンカーを担当。2、4、5区に入った3年生の兼子心晴、金子陽向、髙橋葵の力走が全日本に続くトップ3入りへのポイントになりそう。 全日本9位から巻き返しを期す前回の2位の日体大は、エース・山﨑りさ(4年)が4区の登録に。5000m15分27秒45と好調の2区・齋藤みう、5区・尾方唯莉の4年生でカバーする。 前回5位で全日本6位の大阪学大はワールドユニバーシティゲームズ代表の永長里緒(4年)が6区となり、こちらも1区・小林舞妃留、5区・依田来巳の4年生の力が連続入賞へのカギとなる。 全日本7位の拓大は5区に区間記録保持者・不破聖衣来(4年)を登録。最後の学生駅伝でどんな走りを見せるか。筑波大も全日本8位メンバー5人を軸に、再び入賞なるか。 また、注目ランナーの1人、日本学連選抜の小川陽香(立教大2年)は1区に登録された。 雪化粧する霊峰・富士を背に、年末を彩る富士山女子駅伝は12月30日10時にスタート。9時55分からフジテレビで中継される。
月陸編集部