鉄鉱石先物、4日ぶり反発-フォーテスキューの通期出荷見通し受け
(ブルームバーグ): 鉄鉱石先物はアジア時間24日の取引で、4営業日ぶりに反発。世界4位の鉄鉱石生産会社、オーストラリアのフォーテスキューが2024年6月通期の鉄鉱石出荷量について、ガイダンス下限となる公算が大きいとの見通しを示した。
シンガポール市場で鉄鉱石先物は一時4.7%上昇。その後やや上げを縮小した。フォーテスキューの1-3月(第3四半期)の鉄鉱石出荷量は前年同期比6%減。運搬車両の脱線や悪天候が響いた。同社は通期ガイダンスを1億9200万-1億9700万トンに据え置いた。
鉄鉱石先物はシンガポール時間午前10時55分(日本時間同11時55分)時点で、1トン=117.10ドル。一時は118.10ドルまで値上がりした。中国・大連市場の鉄鉱石先物は3.7%高、上海市場の鉄鋼先物も上げている。
原題:Iron Ore Rises as Fortescue Says Exports Hit by Mine Disruptions(抜粋)
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James Poole