上田綺世はフェイエノールトのエースになれるのか クラブOBからは「ヒメネスのレベルには到達しないだろう」と厳しい声も
現在はヒメネスが離脱しているが……
すっかり日本代表不動の1トップとなったフェイエノールトFW上田綺世。今月のアジア最終予選2試合でも懸命に体を張ってくれたが、今週末より再びエールディヴィジでの戦いだ。 現在フェイエノールトでは環境が大きく変わっており、エースだったメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが負傷。3ヶ月ほど離脱すると見られており、その穴埋め役として上田に先発のチャンスが巡ってきているのだ。 上田も6日のトゥエンテ戦でゴールを記録するなど結果を出しつつあるが、ヒメネスの領域に届くだろうか。オランダ『Voetbal International』によると、クラブOBで元オランダ代表FWのピエール・ファン・ホーイドンク氏は上田の実力にまだ疑問を抱いている。ヒメネスは昨季エールディヴィジで23ゴールを奪っており、上田がそこまで数字を上げるのは難しいと考えているのだ。 「ヒメネスの欠場はみんなが思っているよりも大きいと思う。(上田との差は)大きすぎる。上田が今後数ヶ月でそのギャップを埋められるとは思えない。ヒメネスのレベルには到達しないだろう。昨季のヒメネスが公式戦で25ゴール奪ったことを忘れてはならないよ。調子を落とした時期もあったが、シーズン全体での数字を見れば彼の代わりを務めることはできないだろう」 上田にとっては大きなチャレンジだが、フェイエノールトの新たなエースになれるだろうか。今季はチャンピオンズリーグの戦いもあり、上田にとっては勝負のシーズンとなっている。
構成/ザ・ワールド編集部