“和”テイストの新機軸アイドル・民謡ガールズ「日本文化を世界へ発信」
日本民謡の魅力を世界に発信するため、全国から集められた平均年齢12歳の小中学生と高校生で結成されたアイドルグループ「民謡ガールズ」。アイドル戦国時代と言われる中、4月には2ndミニアルバムをリリース、6月からは定期ワンマンライブを行うなど活躍の幅を広げる、“和”のテイスト満載の新機軸のアイドルグループに迫る――。 「民謡ガールズ」は、昨年7月に「AKB48」や「ももいろクローバーZ」などが所属するキングレコードからミニアルバム『民謡ガールズ』でメジャーデビューを果たし、メンバー10人で活動している。 グループのコンセプトは日本の民謡を世界に発信すること。実際、デビューアルバムには『花笠音頭』や『ソーラン節』や『おてもやん』などの民謡が収録されている。
民謡の魅力は昔の日本の情景が浮かぶところ
千葉県出身の中学1年生のリーダーのふうかは、昨年7月のメジャーデビューを振り返り、 「初めて“メジャーデビュー”という言葉を聞いたときは意味がよく分からなかったのですが、うれしくて、ビックリしました。今は色んなイベントに出させて頂いて、本当に感謝しています」と笑顔を弾けさせる。 民謡との出合いは保育園に通っていた頃だそうで、 「友達のお母さんがボランティアで保育園に民謡を教えに来ていたんです。はじめは行事みたいな感覚で、先生たちの言うことを聞いてやっていたんですけど、習っているうちにどんどん面白くなってきて。卒園してもやりたいなと思って、小学生、中学生になってからも続けています」。 ふうかは、民謡の魅力についてこう話す。 「民謡は全国各地にあるんですけど、同じ曲でも東北とか関西とかでは歌い方が違うんです。大会とかに出ると、みなさん(出身地によって)違う歌い方をしているのがすごく面白いです。日本の昔の情景が浮かんだり、昔の人が使っていた言葉がそのまま歌詞になっているので、『昔の日本ではこんな言葉を使っていたんだ』というのも分かるし、そこが私は大好きです」