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アメリカのファストフード・チェーンがいま力を入れているのは、チキンサンドではなくチキンテンダーだ。 【全画像をみる】チキンサンド戦争は終わった… 2025年は「チキンテンダーの戦い」に チキンテンダーがチックフィレイ（Chick-fil-A）やレイジング・ケインズ（Raising Cane's）といったチェーン店の成長をけん引している。 その人気ぶりを受け、ケンタッキーフライドチキン（KFC）もチキンテンダーを発売した。 カリカリ、サクサクのチキンテンダーほど、子どもの頃の思い出を呼び起こすものはない。黄金色に衣をまとったジューシーな鶏むね肉をクリーミーなカムバックソースや甘いハニーマスタードにつけて食べる… まさに最高のコンフォートフードだ。 ファストフード・チェーンもそれを分かっていて、力を注いでいる。2025年はZ世代の食欲に後押しされた"チキンテンダーの年"になりそうだ。 アメリカのニューハンプシャー州マンチェスターのレストランで誕生してから50年、質素なチキンテンダーは子ども向けメニューの定番、ショッピングモールのフードコートの定番などとして長い道のりを歩んできた。そして、チックフィレイ、ポパイズ・ルイジアナ・キッチン（Popeyes Louisiana Kitchen）、レイジング・ケインズといった世界的な"チキン"チェーンの成長の鍵となっている。 2019年頃から業界を席巻してきた「チキンサンド戦争」が落ち着きつつある今、ファストフード・チェーンは「チキンテンダーの戦い」に備えている。