侵入されたら殺される!“闇バイト強盗”から命を守る「自宅要塞化術」
宅配業者やガスなどの点検を装って侵入しようとする相手には、 【11】置き配や宅配ボックスを利用 「業者に『誰からですか?』『誰宛ですか?』と聞くのは鉄則です。そして対面で受け取らず、置き配やボックスを利用しましょう」 【12】サインが必要なときはチェーンをかけて対応 「直接受け取りが必要な際にも、インターホンで対応してドアの前に置いてもらったり、サインならチェーンをかけたまま、もしも強盗だった場合はすぐドアを閉められる状態でやり取りしましょう」 【13】点検商法は身分証を確認、会社に問い合わせる 「点検の事前告知がない場合には玄関を開けない。ガス会社や警察と名乗られても、インターホンで身分を確認し、自分は家の中でスマホなどで電話番号を検索し、その会社や警察に在籍を確認しましょう。確認が取れた場合だけ、ドアを開けましょう」 【14】不審者はすぐ通報する 「突然、玄関をガチャガチャと開ける気配や、不審な人の気配があったら、警察の業務に迷惑だなどと思わず、迷わず通報しましょう」 ■強盗に遭遇……命を守る方法 「闇バイト強盗に入られた被害者は、暴行されたり、命まで奪われる残忍な手口に遭っています。万が一、家に入られてしまったら、とにかく『命を守る』こと。犯人に1秒でも早く、家から出て行かせることです」 【1】お金を出す 「『金はどこだ?』と言われ拒否すれば、ひどい暴行をされる恐れが増します。お金の場所はこの際、言うしかありません」 【2】通帳のありかや暗証番号も言う 「下手にかけひきして、ありかと違う場所を言ったりしたら、暴行がエスカレートする危険もあります。言って命を守りましょう」 【3】逃げられるなら逃げ出す 「犯人が窓を割っている最中などで強盗に気づいた場合、逃げられればとにかく外に逃げます。 もし外に逃げる時間がないと判断したら、トイレやお風呂など、鍵がかかる部屋に逃げて110番して、時間を稼ぎましょう」 【4】トイレにもスマホを持ち歩く 「スマホを常時、在宅時でもポケットに入れるなど、携帯しましょう。そうすれば、トイレにいるときに強盗の侵入に気づいても、すぐ110番できます」 【5】トイレや浴室、寝室に置いた防犯ブザーを押す 「児童用の防犯ブザーでいいので、トイレや浴室、寝室にも置いておきましょう」 【6】捨て金を用意しておく 「盗られても仕方がないとあきらめられる『捨て金』を用意しておきます。まず5千円から3万円を用意して、『金を出せ』と言われたら出しましょう」 理不尽で残忍な犯行に、命まで奪われるわけにはいかないのだ。
「女性自身」2024年11月12日・11月19日合併号