新たに金属板76枚の盗難確認 岡山市が405万円被害
岡山市は3日、市が管理する橋とトンネル計23カ所で、名称や完成年を記した金属板計76枚が盗まれているのを新たに確認したと発表した。被害額は計約405万円に上るといい、岡山県警に被害届を出した。 金属板の盗難は今夏以降、橋を中心に県内各地で相次ぎ判明。岡山市管理分では8月半ばに橋3カ所で見つかっており、被害総額は約476万円(26カ所88枚)に膨らんだ。 市によると、新たな被害は橋21カ所(北区16、中区2、東区3)で計71枚、トンネル2カ所(北区、東区各1)で計5枚で見つかった。いずれも縦15センチまたは40センチ、幅60~40センチ、厚さ1・5センチ程度で、重さは1枚5~10キロ。それぞれ板を固定するボルトが引き抜かれたり壊されたりして持ち去られていた。 市が管理する全ての橋446カ所、トンネル12カ所の調査で分かった。市道路港湾管理課は「市民の大切な財産であり、誠に遺憾。金属板のボルトを溶接するなどして盗難防止策を講じたい」としている。