冬の定番「缶のおしるこ」もっとも美味しいのは?大手3社の商品を飲み比べた結果
立春をすぎ暦の上では春ですが、むしろ寒さがようやくピークを迎えた感のある今日この頃。 突然ですがクイズです、気温が下がるにつれて増えていくものってな~んだ? ……そう、自動販売機の「あったか~い」ドリンクですね。冬のお楽しみとしてコーンスープと双璧をなすのが、「おしるこ」! ひと口飲むだけでほっと穏やかな気分になれる、何であれば小腹も満たせる。 ⇒【写真】「アサヒ」「伊藤園」「ダイドー」3社のおしるこを飲み比べ 今回はそんな「おしるこ」を飲み比べてみました。自販機にあれば買うという感じで、メーカーによる味の違いを意識している方は少ないのではないでしょうか? 味わいはもちろん製法や使用している豆など、それぞれにちゃんと個性があるんですよ。
今回実飲する3本はこちら!
今回セレクトしたのは、全国的に自販機が設置されている「アサヒ」「伊藤園」「ダイドー」の3社。一部地域では販売されていない可能性もありますが、もっともメジャーだと思われるこの3本でいってみましょう。 ちなみにあずきといえば、「あずきバー」でおなじみの井村屋も、缶のおしるこを2023年3月末まで販売していました。現在は販売を休止しており、理由を広報の方に尋ねてみたところ、「商品構成の見直しによる終売」とのこと。しかし現在、井村屋からはカップや袋に入ったおしるこ・ぜんざいが多数販売されているそうです。袋を開封せずにレンチンできる「レンジで簡単おしるこ」など、本格的な味をお手軽に味わえるラインナップが充実しています。
アサヒ 老舗あんこ屋特製おしるこ
さあ、では飲み比べ、まずはアサヒから。缶の表記によると、竹小豆・いんげん豆・あずきという3種の豆を使用。創業70年を超える老舗あんこ屋「遠藤製餡」が製造に携わり、さっぱりとした甘みが特徴のようです。いざ実飲! 豆を煎ったような香ばしさが印象的。飲むとすり潰した豆の舌触りがあり、かなりとろみがあります。大きめの豆粒や皮が、ひと口ごとにゴロリと当たるのも印象的。それとともに、まったりとした甘みと風味が長く持続します。「豆を“食べている”感じがほしい」という方にうってつけ。もっとも小腹を満たせそうです。