強制不妊被害者と首相の面会 官房長官「検討」 最高裁判決受け
林芳正官房長官は3日の記者会見で、最高裁大法廷が旧優生保護法規定を憲法違反と判断した上で、国の賠償責任を認める判決を出したことを受け、「本日確定した判決に基づく賠償を速やかに行うとともに、今後関係省庁において判決内容を精査の上、適切に対応を検討していく」と述べた。被害者と岸田文雄首相との面会も「適切に検討していく」とした。 【図解でわかる】旧優生保護法を巡る各裁判所の判断 2019年に施行した被害者救済法に基づき支給されている一時金(320万円)の増額については、「(救済法が国会で)全会一致で成立した経緯を踏まえ、超党派の議員連盟での議論をしっかり注視していく」と述べた。【鈴木悟】