米国務長官、イスラエル国防相と会談 ガザ戦後計画を訴え
Simon Lewis Humeyra Pamuk [ワシントン 24日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は24日、訪米中のイスラエルのガラント国防相と会談した。パレスチナ自治区ガザの戦後計画の迅速な策定を求め、イスラエル北部国境付近でイスラム教シーア派組織ヒズボラとの緊張がこれ以上高まらないようにする必要があると訴えた。 国務省は会談後に発表した声明で「ブリンケン氏は、紛争後のガザ地区の安全や統治、復興を推進するための進行中の外交努力についてガラント氏に伝え、その取り組みがイスラエルの安全にとって重要であることを強調した」と説明した。 さらに「紛争のさらなる激化を回避し、イスラエルとレバノン両国民の家族が自宅に戻れるような外交的解決に達することの重要性も強調した」としている。 米国はイスラエルに対し、ガザ地区の現実的な戦後計画を策定するよう繰り返し求めており、戦後計画がなければ、パレスチナ領土で無法と混乱、さらにはハマスの復活を招く恐れがあると警告している。パレスチナ人はイスラエルによる占領を終結させ、パレスチナ国家を樹立することによってのみ平和がもたらされると主張している。