「無冠」トム・クルーズが2年連続受賞歴のイニャリトゥ監督作に主演で「悲願のアカデミー賞獲りへ」
トム・クルーズがアカデミー賞監督賞を2年連続で受賞した巨匠アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作に主演することが決まったという。米DEADLINEが報じた。 【写真あり】トム・クルーズ 六本木の和食店で…「オーラ満点」オフ写真 ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・エンターテインメントが進めているこのプロジェクトは、イニャリトゥ監督にとって’15年の大ヒット作『レヴェナント:蘇えりし者』以来の英語作品となる。そして、クルーズに初のアカデミー賞をもたらすか注目されている。 このプロジェクトは極秘扱いされており、イニャリトゥ監督が書き下ろしたオリジナルストーリーであること以外、プロットの詳細は明らかになっていない。監督は最近、出演する俳優たちとミーティングを重ねており、クルーズがその最初の一人だという。 「クルーズは過去10年間、『ミッション:インポッシブル』シリーズや『トップガン マーヴェリック』のような超大作のフランチャイズプロジェクトに取り組んできましたが、作家性の高い監督との仕事を熱望していました。 そんな中、イニャリトゥ監督が次のスタジオ大作を進めていることを知り、すぐに面談に動いたとか。ミーティングが終わるやいなや、クルーズは映画出演に前向きになったそうです」(女性誌記者) 最新作はイニャリトゥ監督にとって『レヴェナント』以来のメジャースタジオ作品。同作は全世界で5億ドル(約750億円)以上の興行収入を記録しただけでなく、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(’14年)のアカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞受賞に続いて2年連続の同監督賞を受賞し、レオナルド・ディカプリオに初のアカデミー賞主演男優賞をもたらした。 「クルーズはオスカーを受賞していないものの、『7月4日に生まれて』(’89年)、『ザ・エージェント』(’96年)で2度主演男優賞、『マグノリア』(’99年)では助演男優賞にと、過去3回アカデミー賞演技賞にノミネートされています。 また、『トップガン マーヴェリック』(’22年)では作品賞にノミネートされ、演技賞を含め過去4回ノミネートされたものの、一度も受賞していません。そこで、念願のオスカー獲得のため、イニャリトゥ監督の作品への出演を決断したわけです。本作でアカデミー賞を受賞できるか、ハリウッドでは注目されていますよ」(映画ライター) ゴールデングローブ賞では『7月4日に生まれて』と、『ザ・エージェント』で2度主演男優賞、『マグノリア』で助演男優賞を受賞している。だがアカデミー賞では“無冠”のクルーズが、名匠イニャリトゥ監督の最新作で悲願のアカデミー賞受賞なるか……。期待は増すばかりだ。 文:阪本 良(ライター、元『東京スポーツ新聞社』文化社会部部長) 現在はWebマガジン『PlusαToday』を始め、芸能、映画、ハリウッド情報などの記事を執筆。日本映画ペンクラブ会員
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