プロは前傾キープなんて考えてない! 中西直人が意識しているテーブルプレーンとは?
アマチュアが意識してもなかなかできないのが“前傾キープ”。上から打ち込もうとして左に突っ込んで伸び上がったり、ボールを上げようとしてあおり打ちになったり、原因は様々ある。10日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA902号では、中西直人にラウンドで大叩きしないための準備について取材している。前傾キープのコツとは? 足を使わずに200ヤード超え! 中西直人のヒザ立ち打ち【連続写真】 ◇ 僕たちプロは前傾キープなんて考えていません。高い所にあるボールを打つイメージでヨコ振りしているだけ。だって、テーブルの上にあるボールを打とうとするとき、上から入れようとか、下からあおろうとはしませんよね? 片山晋呉さんもハイティで練習したりしていますけど、僕らは高い球を打とうとするところからスタートしているんです。 地面にあるボールに対してヨコ振りするのがゴルフスイング。それができれば前傾角度が崩れたり、上体が右に倒れてひっくり返ったりすることはありません。 テークバックでインに引き過ぎて、クラブヘッドが垂れるのがミスの始まり。ドライバーでヒザ立ち打ちをすると、クラブが立ってバックスイングできて、きれいなヨコ振りが身に付きます。普段の練習ではヒザ立ち打ちはルーティンに近いかもしれないです。 ■中西直人 なかにし・なおと/ 1988年生まれ、大阪府岸和田市出身。2010年にプロ転向し、19年にようやく初シードをつかんだ。現在は22年に失ったシード復活を目指し、堀尾研仁コーチのもとでゴルフ理論を改めて勉強し直した。国際スポーツ振興協会所属。 ◇ ◇ ◇ ●どんなに体の動きが良くても、ボール位置が間違っていると真っすぐ飛ばない。関連記事の【片山晋呉が考える“飛んで曲がらない”ドライバーのボール位置は「自分から見てトゥ寄り」】をチェックしよう。