ヒュー・グラント、22年前に共演した元子役と再会
現地時間11月17日に開催されたガバナーズ・アワードに出席したヒュー・グラント。会場の外でニコラス・ホルトと遭遇していた。ヒューがいつものユーモアのセンスを発揮して何かジョークを飛ばしたのか、ニコラスが彼の肩を叩いて笑うシーンが目撃された。ヒューもその再会ショットと、彼と共演したときの画像をXに並べて投稿。ファンを喜ばせた。
2人が共演したのは2002年に公開されたコメディ映画『アバウト・ア・ボーイ』。主人公でプレイボーイのウィルは、女性としがらみのなく楽しむにはシングルマザーが好都合だと思った彼は、シングルペアレントのミーティングで出会った女性とデートすることに。ひょんなことから彼女の友人の息子マーカスと知り合い、2人が友情を育みながら共に成長していく様子をユーモアを交えて描いている。ウィルを演じたヒューは撮影当時41歳、マーカス役のニコラスは11歳。ニコラスはこれが映画デビュー作だった。
ニコラスは以前新聞「ガーディアン」のインタビューで、撮影後はヒューと連絡を取り合っていないことを明かしつつ、彼を尊敬していると話していた。「ヒューと仕事をしたとき私はまだ子どもだったけれど、彼はほとんど神経質と言っていいほど勤勉で努力家だった」と振り返ると「彼がセットで演技のビートに関してとても具体的だったこと、正しいビートにしようとしていたことを覚えている。そうあるべきだと思う」とヒューを絶賛していた。一時期俳優として低迷していたヒューがカムバックしたことにも感銘を受けたよう。「ルネッサンス(再生、復興)」という言葉に準え、「ヒューネッサンスみたいなものなのではないかと思っている」。
ニコラスは歴史コメディ「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」でピョートル3世を演じているが、その演技がヒューにそっくりだと言われたことがある。ニコラスはそれについて聞かれると「わざとやっているわけではないけれど、褒め言葉だ」と答えていた。ヒューの投稿した今回の2ショットには、再共演を望むファンたちの声が殺到している。2人で今度はどんなケミストリーを見せてくれるのか、実現することを祈りたいもの。