創学館高の軽音楽部、東北大会で特別賞に 挑戦4回目「メンバーが心一つに」
天童市の創学館高(遠藤淳一校長)の軽音楽部(太田瑠稀(るき)部長)が、全国高校軽音楽部大会「we are SNEAKER AGES」の東北地区グランプリ大会で、特別賞「ヤマハ賞」に輝いた。本県からの出場は同校のみで、上位2チームが出場する全国大会には届かなかったが、4回目の挑戦で初めて賞を持ち帰った。 ◇ 三木楽器(大阪市)などが主催するコンテストで、8地区大会で選抜されたチームが全国大会で競う。1チーム3~12人、ボーカルを含む軽音楽であればスタイルは問わず、幅広いジャンルや編成での出場が可能となっている。 創学館高は▽ギターとボーカルの3年太田さん(18)▽ベースの2年土田玲也さん(16)▽キーボードの2年小玉小梅さん(16)▽ドラムの2年鈴木百音(もね)さん(16)▽ボーカルの1年本間絢音(あやね)さん(16)―の5人でチームを編成。日本の4人組ロックバンド、KingGnu(キングヌー)の楽曲「飛行艇」を演奏した。
東北地区グランプリ大会は10月6日に福島県の郡山市中央公民館で開催され、動画予選会を通過した13チームが出場した。創学館高はトリで登場し、躍動的な演奏を披露。5人という少人数のハンディをカバーするため、音づくりに工夫を凝らして音に厚みを持たせた点などが評価された。 太田部長は「メンバーが心を一つにし、特別賞を獲得できうれしい。東北大会優勝、そして全国大会出場という夢は、後輩たちに託したい」と笑顔で話した。