全国初!自動運転「レベル4」路線バスが松山で運行開始【愛媛】
全国初、運転士なしで走る自動運転「レベル4」の路線バスの運行が25日から松山市でスタートしました。 運行を開始したのは伊予鉄バスのEVバスで、最大12人を乗せて伊予鉄道の高浜駅と松山観光港をつなぐ往復約1.6kmを走ります。 自動運転の「レベル4」は、ルートなど一定の条件のもと、運転士のいない完全な自動運転となり、路線バスでの導入は全国で初めてです。 AIに周囲の道路状況を学習させ、車両の20カ所以上に取り付けたカメラやセンサーで、周囲の車や歩行者などを認識しながら、最高時速35キロで走ります。 バスは遠隔で監視され万が一に備えて大型2種免許を持つ保安員が運転席に座りますが、通常、ハンドルは握らず、きょうの運行でもバスは自動でスムーズに発車していました。 伊予鉄グループでは完全な無人化や運転区間の拡大などを目指したいとしています。 【伊予鉄グループ 清水一郎社長】 「これが全国に広がることを私は願っていますし、なんとか愛媛・松山の地で成功させることで、この公共交通、持続可能になるように我々もがんばっていきたいと思っております」