寄る年波と戦う41歳タイトルホルダーの競輪選手 今なおS級上位の最前線「悩み中です」
久留米競輪のナイター「CTC杯×HPCJC(F1)」が13日に初日を開催。12R特選を走る佐藤友和(41歳・岩手=88期)に話を聞いた。 今シリーズは佐藤を始め、伏見俊昭、武田豊樹、海老根恵太、稲村成浩らかつてのタイトルホルダーたちが顔を揃えた豪華版だ。佐藤が最後にタイトルを取ったのは2013年のいわき平G2「サマーナイトフェスティバル」。あれから11年もの歳月が流れ、佐藤も今年41歳となった。 「脚力不足を感じますね。先行をしてもらっても4角から前を抜けなかったり、外を食われたり。今のレースの傾向なのか、まくる選手が3角で止まらないんですよ。今は3角で仕事をすると詰まって抜けだせないレースが多い。技術や脚力面で悩み中です」と寄る年波と戦っている。 しかしながら、今節のように好メンバーが揃う中でもしっかりと初日特選に選出されるなど、今なおS級上位の最前線に名を連ねているのは立派だ。特選12Rは初連係の佐々木悠葵に任せることとなった。 「佐々木君にいいレースをしてもらって、自分も付いていければいいですね」と殊勝に話すが、勝負どころで示す往年の脚力はまだまだ健在だ。(netkeirin特派員)