【訃報】落語家の桂雀々さん 糖尿病からの肝不全で 64歳
落語家の桂雀々(かつら・じゃくじゃく、本名・松本貢一=まつもと・こういち)さんが20日に死去した。所属事務所が22日、公式サイトで発表した。64歳だった。 事務所は「弊社所属落語家 桂雀々は、糖尿病からの肝不全により、去る11月20日、64歳で永眠いたしました」と報告。「入院中も最後まで高座復帰を目指し療養に努めて参りましたが、残念ながらその願いはかないませんでした」とも伝えている。 「これまで多くのお客様、また関係者の皆様に愛され親しまれ、幸せな落語家人生であったと存じます」と感謝の言葉を添えた。 遺族の意向で葬儀は近親者のみで執り行い、後日、「お別れ会」を予定しているという。 雀々さんは落語会などに出演していたが、10月26日に所属事務所が「桂雀々は体調不良のため当面、落語会は休演させていただきます」とアナウンスしていた。 1960年8月9日、大阪生まれ。77年に故桂枝雀さんに入門。同年、名古屋の枝雀独演会で初舞台。86年に「放送演芸大賞」新人賞、87年に「NHK新人演芸コンクール」最優秀賞を受賞。独演会や全国をまわるツアーなどを開催。2011年に拠点を東京に移し、落語以外でもドラマ、映画、舞台など多方面で活躍。16年の芸歴40周年公演では明石家さんま、サプライズで桑田佳祐が出演し話題に。20年の山田洋次原作、脚本のNHK「贋作 男はつらいよ」で車寅次郎を演じた。 ※写真は資料
テレビ朝日