“プロデューサー”エマ・ストーンが語る『リアル・ペイン~心の旅~』の魅力
主人公の従兄弟役を演じたキーラン・カルキンが、第82回ゴールデングローブ賞にて映画部門の助演男優賞を受賞した『リアル・ペイン~心の旅~』から、本作プロデューサーのエマ・ストーンが作品の魅力を明かす特別スポット映像が解禁された。 【画像】盟友ジェシー・アイゼンバーグ監督とのタッグ 先日のゴールデングローブ賞では、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、脚本賞(ジェシー・アイゼンバーグ)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門:ジェシー・アイゼンバーグ)、助演男優賞(キーラン・カルキン)の合計4部門でノミネートされ、キーラン・カルキンが助演男優賞を受賞。 アカデミー賞ノミネートにも大きな期待が寄せられ、本年度の賞レースで話題を集める本作には、ジェシー・アイゼンバーグの監督前作『僕らの世界が交わるまで』に引き続き、エマ・ストーンがプロデューサーとして参加している。 エマ・ストーンが夫のデイヴ・マッカリーらと設立した製作会社「フルーツ・ツリー」は、ジェシー・アイゼンバーグを全面的にバックアップしており、「フルーツ・ツリー」製作による初の映画が『僕らの世界が交わるまで』でもあるのだ。 解禁された映像内で、エマ・ストーンは「『リアル・ペイン』はデヴィッドとベンジー二人のいとこの話」と本作を語り、「デヴィッドは自分の人生はうまく行ってると思ってる。でもベンジーと一緒にいると彼の確信が揺らぐ。この映画は家族と愛、そして私たちをより近づける人間関係を描いている」と明かす。 前作に続き、本作も間違いなく人の心を動かす傑作となることを確信していた様子で、ジェシー・アイゼンバーグが手掛ける作品の魅力を熱弁する。 ジェシー・アイゼンバーグは当初、ベンジー役を演じることに興味を持っていたというが、デヴィッド役での出演を勧めたのもエマ・ストーンだったとか。そのアドバイスに従った彼は、ゴールデングローブ賞の主演男優賞にもノミネートされた。 トップクラスの俳優であるだけでなく、プロデューサーとして先見の明を持つことも明らかとなったエマ・ストーン。ジェシー・アイゼンバーグとは『ゾンビランド』シリーズで共演、互いに信頼を寄せる友人でもある間柄で、本作に引き続き、監督3作目でもタッグを組むことが決まっている。 本作は、かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠になってしまった従兄弟のデヴィッドとベンジーが数年ぶりに再会、亡くなった最愛の祖母を偲ぶため、彼女の故郷ポーランドを旅する姿を描いたロードムービー。 ツアー旅行に参加し、目的地であるマイダネク(ナチス・ドイツが設置した強制収容所の1つ。現在は跡地として見学が可能)へ向かう道中、ポーランドの様々な地をめぐる中で、人々と触れ合い、家族のルーツやそれぞれの人生の葛藤と向き合っていく2人。 ショパンの名曲に彩られたポーランドの美しい国土の旅の先で気づく、人の笑顔の裏側にある“リアル・ペイン(本当の痛み)”に、ときにユーモラスに迫っていく。 『リアル・ペイン~心の旅~』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
シネマカフェ シネマカフェ編集部