南座「顔見世」を当面休演の片岡愛之助、松竹「復帰の時期は未定です」稽古中に舞台装置と接触し骨折
歌舞伎俳優の片岡愛之助が29日、京都・南座で12月1日に開幕する「當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」(22日まで)の舞台稽古中に舞台装置と接触。「上顎(じょうがく)および鼻骨骨折」の診断を受け、当面休演することを30日、松竹が発表した。 松竹によると、愛之助は藤娘・鷹匠・座頭・船頭・鬼の五変化をする昼の部「大津絵道成寺(おおつえどうじょうじ)」の稽古中に舞台装置と接触したという。「稽古終了後、病院にて診察を受けた結果、【上顎(じょうがく)および鼻骨骨折】との診断を受けました。つきましては医師の診断を踏まえ、12月1日(日)より開幕する『吉例顔見世興行』は当面の間休演し、代役にて上演をさせていただくことになりました」と説明した。 同演目の代役は中村壱太郎が、夜の部「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」の、姓与右衛門実は久保田金五郎は中村萬太郎が代役として出演することもあわせて発表した。松竹は「皆様には大変ご心配をおかけいたしますが、何とぞ、特段のご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、復帰の時期は未定です。決まり次第お知らせ申し上げます」と、コメントした。
報知新聞社