おしゃれになりたいなら「サイズが入るから」をやめる【ぽっちゃり体型ファッション】
おしゃれになりたいのになれない……と長年悩んできた40代ぽっちゃり体型が気づいた「おしゃれの真実」についてシェアします。 【写真で解説】ぽっちゃり体型が洋服を試着するときに必ずチェックしたいこととは?
入るサイズ「だから」買っていた、ぽっちゃり体型の私
普段、XLサイズやXXLサイズを着用している40代ぽっちゃり体型。今でこそ、大きめのサイズを作ってくれるブランドが増えてきましたが、以前は特に私に入るサイズ自体が少なかったので、「サイズが入る服があったら買う」が洋服選びにおいていちばん大事な条件になってしまっていました。入ることが珍しいのでうれしくて、サイズが入ったアイテムを色違いで買うことも多かったです。 つまり、「心から本当にその洋服を気に入っているか」、「自分のワードローブに本当に必要か」、「自分にとてもよく似合うか」という事はなおざりになっていたのです。 でも、こんなふうでは到底おしゃれに近づけるはずはない……と気づくのには時間がかかりました。だって、サイズが入る服が少なかったから……。
普通体型の人より不利であることを受け入れ、妥協せずに洋服を選ぶ
普通体型の人が選べる服がたとえば100あるとしたら、ぽっちゃり体型の私が選べる服は体感的には20くらい?! 年齢や好みのファッションのテイストによってはもっと少ない場合もあるかもしれません。 おしゃれになりたいと思っていても、スタート時点からこれくらいの大きな差があります。でも、それは仕方ないことなので、その事実を受け入れたうえで、妥協せずに人一倍洋服選びに時間をかける必要があると自分に言い聞かせることにしました。 大変ではありますが「サイズが入るから買う」をやめることに気づくだけでまずは一歩前進。これに気づくか気づかないかは、大きな違いだと今さら知りました。 いちばん大事なのは「自分の体をきれいに見せてくれる服か」、「自分のワードローブに本当に必要な服かどうか」。今の洋服選びはこんな気持ちに変わっています。 少し話が逸れますが、どんなに気に入った洋服があったとしても「少し痩せたら入るかも」で買うのもやめることができました(笑)。これは普通体型の人も同じだと思いますが、その服にどれだけ惚れても「今の自分」を美しく見せてくれない服は、きっとタンスの肥やしになってしまいます。
高橋 香奈子