人気釣りスポット「那覇一文字」の利用再開を求める陳情 那覇港管理組合議会が参考人招致へ
那覇港管理組合議会は14日、釣り愛好家に親しまれてきた沖防波堤「那覇一文字」の利用再開を求める陳情を審査する特別委員会(又吉正信委員長)を開いた。釣り具小売店や遊漁船業者らによる陳情で、委員会は陳情者を参考人として招致することを全会一致で決めた。現地視察もする方針。 【写真】船でコンクリートの防波堤「那覇一文字」へ渡り、釣りを楽しむ人たち 那覇一文字は高波や強風から港を守る沖合の防波堤で、水面から最大高さ8メートルほどある。従来から立ち入り禁止とされていたが、黙認に近く、愛好家らが遊漁船で渡って釣りをする人気スポットとなっていた。 遊漁船業法の一部改正に伴い、10月からは遊漁船による渡船ができなくなった。 この日の委員会で、管理組合の上原由仁管理課長は、直近10年で4件の事故が確認されているとし「安全上、立ち入り禁止解除は適当でないとした」と説明した。一方、「われわれの考えを陳情者に説明し、話し合いはできる」と述べた。(政経部・平良孝陽)