講談社試遊機は25タイトル 雑誌のように好きな作品を見つけて【TGS2024】
講談社によるインディーゲームクリエイターの支援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」が東京ゲームショウ2024(TGS2024)に出展。2025年初頭発売予定の期待の新作『違う星のぼくら』をはじめとした全25タイトルの試遊機をそろえる。同社のブースは展示ホール9だ。 【関連画像】あえてオススメのゲームを大きく打ち出すわけではなく、すべての作品が同じ規模で展開されている講談社ゲームクリエイターズラボのブース 講談社ゲームクリエイターズラボのブースで試遊できるのは『違う星のぼくら』のほか、『GUCHA GUCHA 蟠の章』『ノナプルナイン:アシンプトート』『ダレとカレも』『TRIP MOVIE ■□■□/mosaic 少年アリス殺人事件』『1999トコヨビル』『Paletopia』『Legacy Code』『メーアステイル~小さな国のアイテム屋さん~』など全25のタイトル。ちなみに展示ホール9はホール1~8とは別の建物内にあるが、動線にはすべて屋根が付いているので、雨天でも傘をさす必要がない。 大きく独立したスペースをとり、たくさんのゲームタイトルが遊べるようになっている講談社ゲームクリエイターズラボのブース。一つの“推し作品”を強調するような仕掛けもない。これについて、同社ゲームクリエイターズラボチーフの片山祐貴氏は「ゲームレーベルの概念として“雑誌を作りたい”と思ってこのようなレイアウトにした。雑誌を読めばお気に入りの漫画作品に出合えるように、このブースでお気に入りのゲームを見つけてほしい」と話す。 「その中でも注目作品をあえて言うなら?」と聞くと、『違う星のぼくら』を挙げた。これは累計売り上げ本数70万本を突破したという『違う冬のぼくら』の後継作に当たるもの。同作はこれまで講談社ゲームクリエイターズラボで発売された作品の中で最高の売り上げを記録している。片山氏は「舞台設定は異なるが『違う星のぼくら』がそういう意味でも注目されている。今回試遊機出展するのは初めてなので、ぜひプレーしてほしい」と語る。 なお、同ブースでは、来場者特典として64ページの雑誌を無料配布。表紙は久米田康治先生の描き下ろしイラストとなっている。数量限定となっているので、確実に欲しいという方は早めに訪れるのがオススメだ。 講談社ゲームクリエイターズラボは「年間最大1000万円支給しますから、好きなゲームを作りませんか?」をコンセプトに、2020年に始動した講談社のプロジェクト。マンガ家と編集者のように、インディーゲームのクリエイターにも「担当編集」が付いてゲーム制作をサポートする。 (文・写真/中山 洋平) なお、日経クロストレンドでは「東京ゲームショウ2024特設サイト」を公開中です。ぜひ、ご覧ください。 ・日経クロストレンド「東京ゲームショウ2024特設サイト」 https://xtrend.nikkei.com/sp/tgs/
中山 洋平