「優勝を目ざしますと簡単に話すこともできます。ただ...」磐田の新体制発表会見で横内監督が掲げた目標は?「まずは勝点40」
「全員攻撃、全員サッカーを引き続きやっていきたい」
2年ぶりにJ1へ復帰したジュビロ磐田は1月13日、浜松市内で新体制発表会見を行なった。 【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 横内昭展監督は、劇的に戦い方を変えるつもりはないとし、2024シーズンに向けて以下のような想定を語った。 「しっかり自分たちでボール大事にしながら、決してボールを受けることを放棄しないで全員がボールに関わっていく。攻撃、そして守備も全員が関わって、前線の選手からキーパーも含めて全員でボールを奪い、奪ったボールを全員でつなぐ。そういう全員攻撃、全員サッカーを引き続きやっていきたい」 カタール・ワールドカップ後に日本代表コーチから磐田の指揮官に就任した横内監督は、初年度でチームを目標の昇格に導いた。その戦い方を踏襲しつつも、毎年のように昇格チームが苦しむケースが少なくないJリーグの状況を冷静に見つめている。 「我々はJ1リーグにトライします。まずは勝点40を目標に戦っていきたい。もちろん、この場でJ1リーグ優勝を目ざしますと簡単に話すこともできます。ただ、我々はまず勝点40を目標に、それがどの時点で取れるか。勝点40を達成したら、そこからは、さらにひとつでも上の順位を狙っていく。そういう覚悟で新シーズンを戦っていきたい」 勝点40とは、2023シーズンの12位・北海道コンサドーレ札幌、13位・京都サンガF.C.と同じ数値。2チーム増えた20チームで戦う2024シーズンでは、J1残留の目安となりそうな数字だ。 世界の舞台を知る指揮官は、地に足のついた目標を立て、磐田復興の礎を築く覚悟だ。 取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)