陥没した道(元々は用水路だった)に埋まったショベルカー 発生から10日目、無事引き上げられる 大阪・高槻市
突然陥没した道、埋まっていたショベルカーが、発生から10日目のきょう、ようやく撤去されました。 【画像を見る】陥没した道路、めり込んだショベルカー、住宅に接触 ここは”道路”でない可能性 (記者)「道に埋まっていたショベルカーがワイヤーで引き上げられていきます。」28日午後4時前、周辺住民らが見守る中、道に埋まったショベルカーが引き上げられました。 このショベルカーは今月19日、大阪府高槻市で工事現場から帰る途中に、住宅街の道を通ったところ、突然、穴があいて、車体の一部が中に埋まりました。 高槻市によりますと、陥没した場所は元々用水路で、時期は不明ですが、用水路として使わなくなったため、上からフタをした経緯がありました。 市としては「道路」ではないとの認識で、車が通ることは想定していなかったといいますが、地元住民によりますと、車やバイク、時折工事車両が通過することもあったということです。
発生から10日目の28日。現場に引き上げるための新たな重機が到着。午前11時ごろから重機が通れるよう、道の上に鉄板を敷く作業が行われました。 その後ショベルカーの周辺のアスファルトや地中のがれきを砕いて撤去し、坂道が整えられます。 そして午後3時半すぎ、重機がワイヤーで引っ張りながら、ショベルカーも自走。まわりの住宅に当たることなく穴から無事外に引き上げられました。 高槻市は道の下の空洞が重機の重みに耐えられなかったことが原因とし、来月、周辺を調査する予定だということです。また、穴の状態を確認して、埋め戻しが完了するまで、現場の通行止めは続きます。