将来のエース候補も3勝止まり…高橋宏斗と重なる「巨人のドラ1右腕」は
口にしていた直球へのこだわり
堀田は同じ岩手県出身で大谷翔平(ドジャース)、菊池雄星(アストロズ)に憧れていた。入団1年目の2020年2月に週刊ベースボールのインタビューで、「すごく影響を受けましたし、今も刺激になっています。小学生のときに、自分の所属していた少年野球チーム(松園ファイターズ)は、花巻東高のすぐ隣のグラウンドで練習をしていて、チームが主催する大会をするときには、花巻東高の野球部の部員が補助員とか、審判をしてくれていたんです。そのときに大谷さんがいたかどうかは分からないんですが、身近に感じていました」と明かし、直球へのこだわりを口にしている。 「真っすぐで押していって、その中で、タイミングが合ってきたな、とらえられてきたな、と試合の中で感じたときに、変化球を交えてかわしたり、意識づけできるタイプだと思っています。スピードでは全然及ばないですが、ただ、強くて速い真っすぐをメーンにする、というところでは2人を意識してきました」 「やっぱり、僕の持ち味は“真っすぐ”。高校のときも“真っすぐ”を強く意識して追い求めてきたので、プロでも同じように“真っすぐ”で勝負できるピッチャーになっていきたいです」 V奪回に向けてヒリヒリした試合が続く中、救援でマウンドに上がる時は大きな重圧が掛かる。だが、この経験も大きな糧になるだろう。先発だけでなく、救援の踏ん張りも重要なポイントになる。残り11試合。極限の状態で右腕の可能性が引き出されるか。 写真=BBM
週刊ベースボール