【ロンドン時事】23日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数（FTSE100）は4営業日続落し、前日終値比47．90ポイント（0．58％）安の8258．64で引けた。 　ドイツ株式主要40銘柄指数（DAX）は0．23％安、フランスCAC40種指数は0．50％安、ストックス欧州600種指数は0．30％安だった。 　米大統領選などを控え、投資家のリスク回避の動きが続いた。UBSがスウェーデン資源大手ボリデンの投資判断を「ニュートラル」から「セル」に下方修正したことを受け、鉱業株を中心に売りが出た。 　FTSEの構成銘柄では、プライベート・エクイティ会社3i（スリーアイ）グループが2．45％安、鉱業大手アングロ・アメリカンが2．35％安、医療機器・精密部品大手スミスグループが2．23％安と下げを主導。一方、広告大手WPPは6．10％高、生活用品大手レキット・ベンキーザーは3．99％高、包装資材大手DSスミスは3．11％高と買われた。 　DAXでは、通販大手ザランドが2．64％安、ドイツ取引所と医薬大手メルクが1．98％安、自動車部品大手コンチネンタルが1．87％安と下げた半面、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズは2．27％高、業務用ソフトウエア大手SAPは1．58％高、エネルギー大手イーオンは1．13％高で取引を終えた。