THE RAMPAGEパフォーマー5人の思い「LDHスタイルに誇り」「全員が歌って踊るが当たり前だからこそ」
MA55IVE THE RAMPAGEがスペシャルブック
16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGEのパフォーマー5人によるヒップホップグループ・MA55IVE THE RAMPAGE(LIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀)が、今月7日にスペシャルブック『MA55IVE』を出版した。THE RAMPAGEのメンバーが、12か月連続で幻冬舎から書籍を刊行する企画『GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~』の一環で、ENCOUNTは5人をインタビュー。同作や活動への思い、ビジョンを聞いた。話からは、LDH JAPAN創始者でCEOのHIROの“人を導く”力も感じさせた。(取材・文=近藤加奈子) 【写真】MA55IVE THE RAMPAGEの別カット&書影 ――出版されたスペシャルブック『MA55IVE』で最も気に入っている企画は。 LIKIYA「100問100答が個人的に面白いと思います。100個の質問にわりとフラットにポンポンと答えているので、僕らの回答に注目してほしいです」 神谷「MA55IVE THE RAMPAGEの飲み会に潜入してもらったページです。僕らと一緒に飲んでいる気分になれると思います(笑)」 鈴木「HIROさんや今までお世話になった方々のメッセージが載っていますが、それはファンの皆さんにも読んでほしいなと思います。僕らの近しい人から見た僕たちって、すごくリアルだと思うんです。HIROさんをはじめとするスペシャルメッセージからは、僕らの知られざる一面も知ることができるので、ぜひ」 浦川「おすすめは、MA55IVE THE RAMPAGEの休日密着です。僕らのSNSでは載せてないリアルな写真や情報がたくさん知れるので、要チェックです」 山本「オリジナル撮り下ろしグラビアです。きれいめなスタイリングとストリートなスタイリングの2パターンで撮っていただいて、どちらもかっこよく仕上がっていので見てほしいです」 ――HIROさんのインタビューも収録されていますね。 鈴木「HIROさんの思いはずっと気になっていました。だから、本の担当者さんと打ち合わせでも『HIROさんたちにもコメントをいただきたいよね』ってなったんです。HIROさんからのメッセージには、僕らに全面的に協力したいという思いも書かれていて、うれしくなりました。僕らももっと頑張ろうって」 ――HIROさんと普段からコミュニケーションは取っているんですか。 山本「定期的なメンバー会議として、1年に2回、だいたい前期と後期くらいのペースでHIROさんとMA55IVE THE RAMPAGEでがっつり話し合います。メンバー会議は食事会の時もあれば、普通に会議の時間を作っていただく場合もあるのでシチュエーションはさまざまですね。ライブが終わってから急に会議を開くこともあります」 ――HIROさんからのアドバイスで、印象に残っている言葉はありますか。 神谷「HIROさんって言葉で直接『こうしなよ』っておっしゃる感じではないんです。何ていうか雰囲気で伝えてくる場合が多いというか……。上手く言えないのですが、ふわっと上手に導いてくれるイメージです。例えば僕が何かで困っていても、すぐに答えを言わず、自然と導いてくれていて、後から『こういうことだったのか』と気づくんです。右に行った方が良い時に『右に行きな』と言うんじゃなくて、『右に行けば○○だし、左に行けば○○になるから自分で選択しな』って。でも、それで結局は正解の方に導いてもらっているんです。だから、HIROさんからの直接的なアドバイスって意外とないんですよね」 浦川「HIROさんって否定することは絶対にしないんです。僕はイエスマンで、頼まれたらなんでも引き受けちゃうタイプなのですが、それで全部中途半端になっている時期があって。その時は、『コスプレも面白くて良いんだけど……』みたいに遠回して声を掛けてくれました」 ――皆さんもそうですか。 一同「確かに否定はされないです」 ――MA55IVE THE RAMPAGEはイベントも積極的に参加していますし、THE RAMPAGEとは活動の展開も異なります。 LIKIYA「僕ら5人は普段THE RAMPAGEのパフォーマーとして動いていますが、そこで同じことをやっていたら派生グループの意味がないので。イベントとかもMA55IVE THE RAMPAGEは『行けるところは行こう』っていうスタンスなんです。この5人だからこそ何の垣根もなくチャレンジできることも多いので、フラットに色んなことに挑戦したい気持ちです」 ――神谷さんは、K-POPグループ・n.SSignのカズタさんと2ショット撮られていました。 神谷「『2024 ENA K POP UP CHART SHOW IN JAPAN』というイベントで共演した時ですね。カズタくんが僕のことを前から知ってくれていたみたいで、楽屋の前にスタッフさんがたくさんいるから『なんだろう』って思ったら、彼が僕を探していたようでした。ちょっとだけお話をして、『今度、ご飯行きましょう』ってなったのですが、まだ行けてないです(笑)」 ――ボーイズグループ戦国時代と言われていますが、この状況をどう受け止めていますか。 鈴木「今はメンバー全員が歌って踊るのが当たり前だからこそ、逆にこのLDHスタイルは良くも悪くも自分たちしかいないので、誇りを持っています。MA55IVE THE RAMPAGEはTHE RAMPAGEのパフォーマー5人によるラップグループで、ボーイズグループ界では異色な方です。なので、他とは違う『魅せ方』ができますし、どっちのグループにも自信を持って活動できています」