WEリーグカップ得点王の新潟L・道上彩花が語る“川澄効果”「サッカー面でも、チームの雰囲気的にも...」
開幕戦で古巣のI神戸と激突
アルビレックス新潟レディースのFW道上彩花が、11月6日に開催されたWEリーグキックオフカンファレンスで、新シーズンへ向けた思いを語った。 【PHOTO】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー 2021年9月に発足したWEリーグで、新潟Lは過去2季、8位と10位に終わっていた。3シーズン目を前に、元なでしこジャパンのレジェンドである川澄奈穂美が電撃加入。WEリーグカップでは、グループステージ(GS)を首位通過し、決勝でサンフレッチェ広島レジーナにPK戦で敗れたものの、準優勝という結果を残した。 23ー24シーズンに向け、明るい兆しが見えた大会で、道上は大活躍。GS第1節のちふれASエルフェン埼玉戦(4-1)でハットトリックを達成すると、5節のINAC神戸レオネッサ戦(1-0)で決勝点を挙げ、合計4ゴールで得点王に輝いた。 充実の時を迎えている29歳ストライカーは、チームの現状について、こう語る。 「ポジティブな空気が、常に漂っています。でも、厳しいところは厳しくやる。楽しいところは楽しむという、メリハリがしっかりついています」 川澄の加入で、「サッカー面でも、チームの雰囲気的にも、クラブの中がポジティブになっている」という。 そのなかで迎える新シーズンに期待することとは? 「新チームが始動してからトライしてることが、どれだけ通用するかが、すごく楽しみですし、アルビの素晴らしさを、たくさんの方に早く見ていただきたいという気持ちが強いです」 個人では、21-22シーズンの8得点、昨季の6得点を上回る成績を期す。 「過去2シーズンとも、二桁得点を目標にしていたのですけど、まだ達成できてないのは、すごく心残り。今年こそ、しっかり二桁得点という目標を達成できるように。自分が点を取ることで、おのずとチームの順位も上がってくると思うので、チームがタイトルを取るうえで、しっかり点を取って結果を出すのを体現したいです」 開幕戦の相手は、道上の古巣でもあるI神戸だ。ともに取材に臨んだFW髙瀨愛実ら先輩への思いを、「お手本、目標、プロとしての姿勢、刺激を受け、今の自分があるのは、背中を見て育ってきたのが大きい。WEリーグの舞台で戦えるのは嬉しいし、自分の成長した姿を見てほしい」と口にする。 もちろん、“恩返し”するつもりだ。「アイナックさんとできるのは、すごく嬉しいことです。アウェーで難しい戦いになると思いますけど、新潟らしさを存分に見せて、良い試合ができればいいです」と意気込んだ。 取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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