2大会連続2冠の早田ひなに中国メディアも熱視線「パリ五輪では最も挑戦的な相手」張本智和との混合ダブルスにも注目「世界2位争いは激しさを増す」
6月11日から16日にかけ行われていた卓球の国際大会「WTTスターコンテンダーリュブリャナ2024」(スロベニア)では、日本勢が5種目中3種目を制し強さをみせた。 【動画】早田ひなが2大会連続の2冠!シングルス決勝で新星パバドを下した試合の映像 その中で、早田ひなが女子シングルス、さらに張本智和との混合ダブルスで優勝を果たしている。 早田は最終日に行われたシングルス決勝で、日本勢に勝利し勝ち上がってきたプリティカ・パバド(フランス)と対戦し、4-0での完勝を収め、前週に開催されたWTTコンテンダーザグレブに続き今大会でも頂点に立った。また、同日の混合ダブルス決勝でも韓国のイム・ジョンフン/シン・ユビンのペアをフルゲームの末に下し、優勝を飾った。女子ダブルスでは木原美悠と長﨑美柚が韓国ペアに決勝で勝利し、今季WTTで初優勝を手にしている。 今大会、各種目で日本勢が優勝を果たしたこの結果は海外メディアでも報じており、中国のポータルサイト『捜狐』でも大きく取り上げられている。やはり目前となったパリオリンピックを見据え、日本選手への強い警戒心を示しているようだ。 同メディアは、「日本チームが女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスで優勝し、最大の優勝者となった」などと大会結果を振り返っており、2冠に輝いた早田に対しては、「来るパリオリンピックで、早田ひなは中国卓球女子代表チームにとって最も挑戦的な相手となるだろう」などと評した。 また、混合ダブルスの結果にも言及しており、「早田ひなのパートナーである張田智和も混合ダブルスで2週連続優勝し、最大のライバルであるイム・ジョンフン/シン・ユビンの韓国コンビに対し両決勝で5ゲームを戦い破った」として、前週のザグレブに続いての勝利を称えている。 さらに、大会の頂点を争った韓国ペアと早田・張本ペアがそれぞれ世界ランク2、3位であり、五輪のシードを懸けてランキング争いを繰り広げていると説明した上で、「両ペアの差は縮まりつつあり、混合ダブルスの世界2位争いはますます激しさを増している」と綴っている。 開幕まで間もなく1か月となるパリ五輪でも日本選手へのメダル獲得の期待は大きい。早田をはじめ、各種目での日本勢の躍進には引き続き、世界中からの視線が注がれるはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]