【ノア】11・17斎藤彰俊引退試合の相手は丸藤正道「リングに後悔ないようたたきつぶします」
<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇6日◇東京・後楽園ホール 今月17日の名古屋大会(愛知・ドルフィンズアリーナ)をもって引退する斎藤彰俊(59)の引退試合の相手が“方舟の天才”丸藤正道(45)に決定した。 この日の後楽園大会のメインイベントで「GHCヘビー級王座戦次期挑戦者決定戦」が行われ、杉浦貴がフロントネックロックで丸藤を絞め落として、レフェリーストップ勝ち。杉浦が17日にGHCヘビー級王者清宮海斗に挑戦することが決定した。 この日のメイン後、清宮がリングに上がり、杉浦と対峙(たいじ)。さらに解説を務めていた斎藤を呼び寄せた。こうしてリング上に清宮、杉浦、斎藤、丸藤の4人が集まった。 清宮は「安心して引退できるような試合を、俺が名古屋で見せます! 俺の全てをぶつけて杉浦さんを倒して新しいノアの時代をつくります」と斎藤に宣言。そして「斎藤さんからも何かひと言お願いできないでしょうか?」とマイクを渡した。 斎藤はメインで死闘を繰り広げた2人に向かって「今日、ノアの魂を感じるような熱い戦い、おふたり、ありがとうございました」。続けて「話題性でもなく、他団体でもなく、俺にとって価値がある、意味のある対戦相手を決めました。俺が初めてノアに上がった愛知県体育館、現ドルフィンズアリーナ、そしてノアに再入団した時も常に対角線にいた人。そして忘れもしない、三沢(光晴)さんとシングルをやって、最後、三沢さんをおぶって花道を帰った選手。彼の背中に三沢さんを感じている。だから丸藤選手、最後の対戦相手になってもらいたい!」と丸藤を引退試合の相手に指名した。 丸藤は「斎藤さん、俺は今日負けてしまいましたよ。でも斎藤さん、俺にとって斎藤彰俊に対する気持ちは何も変わらないです。あなたが俺を最後の相手に指名してくれるなら、俺は光栄です。そして心してあなたに引導を渡します」と対戦を了承。バックステージでも「全力で斎藤彰俊の相手をして、必ずたたきつぶしますよ、たたきのめしますよ。俺がこのリングに後悔のないようにたたきつぶします」と誓った。