【岩瀬洋志】人気急上昇中の20歳が語る、「戦う相手はいつだって自分自身」
――確かに、視野がせまくなると、誰かと比べたくなっちゃうし、おろおろして軸がぶれちゃうのかも。 自分で判断する力を養う、っていうのが大事なんじゃないかなと思います。何が正しくて何が間違っているか、だけでなく、合うか合わないかってこともあると思っていて。自分がどこに向かっていきたいのか、どういうことをしていきたいのか、広い視野にたって自分を見つめることで、必要なものがわかってくるだろうし。それに、たった一つの何かで物事が決定的になるなんてことはたぶんなくて、いろんなことが積み重なった結果、時間がたったあとにしか見えてこないものもあるはずだから。 ――二十歳になったばかりの岩瀬さんですが、あんまり年齢に惑わされることもなさそうですね。 はい。一人ひとりが大切な人生を送っているんだから、何歳でどうしたなんてことは、重要じゃないと思っています。
――モデルとして、ブランドのお仕事もどんどん増えていますよね。モデルとして仕事の場に出るとき、意識していることはありますか。 現場には、ヒップホップとかを聴いて「今日の俺は最高!」って思って気持ちをあげて出ていきます(笑)。役者とはまたちがうおもしろさがあります。 ――ちなみに今日のファッションのポイントは。 スタイリッシュで細身のスタイルが好きなんです。今日のスタイリングはどちらかというとダボっとしていて、ふだんは着ない感じだけど、新鮮で逆に気に入っています。インナーの首回りがゆるいのもいいなあって思いますし、ジャケットの襟の抜け感も好き。細かいステッチもかわいいんですよね。実は僕、ジャケットにはインナーをあわせず素肌に着るのも好きなんです。
――そうなんですね!寒くはないですか。 それほどは寒くないです。でも今、身体を少し絞ったら寒く感じるようになっちゃったので、今日のインナーみたいに気分がアガるやつを見つけられると嬉しいです(笑)。 ――肉体づくりもきっとすごくストイックにされたんでしょうね。 アクション、やりたいですからねえ。芝居でいうと、医者とか政治家とか専門職の役も演じてみたいです。でも、年齢的にまだ難しいと思うので、その日がくるまでに経験を積みたいです。とはいえ『新空港占拠』で演じる〝猿〟もある意味では専門職ですね(笑)。今後、どんなふうに物語に絡んでいくのか、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
岩瀬洋志
いわせ・ようじ 2004年1月6日生まれ、兵庫県出身。2023年、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』、『泥濘の食卓』など話題のドラマに続々と出演。現在放送中のドラマ『新空港占拠』では、猿/丹波直樹役を演じる。今年ブレイク必至の若手俳優として各方面から注目を集めている。