ヤバい「エアコン代」寝ているときや外出時のつけっぱなしは大丈夫?お手軽にできる節電ワザ、エアコンの賢い使い方
室外機をベランダに置いたり、お隣さんとの塀のわずかな空間に設置せざるをえなかったりする場合は、少なくともファンの前は1メートル、ベストは2メートルほど開けると放熱効果が高くなり、節電になります。 どうしても隙間が確保できない場合は、ファンから吹き出す熱風の風向を上や左右に吹き出すための風向カバーが売られているので、それらで向きを変えるといいでしょう。 ■帰宅後の「一手間」がエアコン節電に ●帰宅時にエアコンをつける前にやるべきこと
しばらく外出して帰ってきたあと、締め切った部屋のエアコンをいきなりONにすると電気代がかかります。帰宅したらまず窓を開けて、部屋の余熱を逃がしてからエアコンをつけると、電気代を節約できます。 ●薄いカーテンや赤外線カットフィルムを使用する エアコンの強敵は、南や西から差し込んでくる直射日光です。 日光が当たると窓を閉めていても、床が熱くなるのでエアコンの冷房効率が下がります。この場合、厚手のカーテンをすると日光が遮られるので、電気代が安くなります。部屋が暗くなって嫌という方は、レースのカーテンで少し日差しを弱くするという手もあります。
ホームセンターには、直射日光の熱を遮る「赤外線カットフィルム」が売られています。これを南側の窓に貼ると、直射日光が和らぎます。 同様に「紫外線カットフィルム」も販売されていますが、こちらは「日光による熱」は遮られないので要注意です(一度フィルムを貼ると、キレイにはがすのが難しいので気をつけましょう)。 ■エアコンの「設定」で節電できるテク 続いて、エアコンの設定で節電できるテクをお知らせします。 ●リモコンに「自動」とあれば全部「自動」にする
エアコンのリモコンに「自動」ボタンがあれば、すべて自動で使います。もし風向を自動にするとエアコンの羽を上下にふる「スウィング」になってしまう場合は、「水平」にします(ちなみに暖房時は「真下」にします)。 冷気は重たいので、なるべく天井に向けて送風して、シャワーのように部屋全体に冷気を送るのがベストです。 なお、冷房、暖房、除湿、自動と電源スイッチにも「自動」がある場合も「自動」を選びます。エアコンが室温や湿度、外気などの状況を総合的に判断して、経済的な冷房、または除湿を選んでくれます。