「スキャンダラスな判定」サッカー日本代表戦前に事故渋滞に巻き込まれた豪州代表。現地メディアは時間変更要請の却下に不満
サッカー日本代表は15日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)でオーストラリア代表と対戦した。試合は1-1の引き分けに終わっている。この試合前、代表チームの選手を乗せたバスは渋滞に巻き込まれ、アジアサッカー連盟(AFC)に試合開始時間変更を要請していたと豪州メディア『FOXSPORTS』が報じている。 【順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 オーストラリア代表は、アジア最終予選初戦のバーレーン代表戦で0-1の敗北。第2節のインドネシア戦では0-0の引き分け。10月シリーズ前には監督交代という激動のスタートを切っており、ようやく第3節の中国戦で3-1の勝利を収め勝点3を手にしていた。 日本戦に勝利してW杯本戦出場権獲得に近づきたいところだったが、試合前に思わぬトラブルに巻き込まれたようだ。同メディアによると、オーストラリア代表が埼玉スタジアムに向かう道中の高速道路で事故に遭遇し、選手たちを乗せたチームバスが2時間以上も渋滞に巻き込まれたという。そのため、スタジアムに到着したのは試合開始の1時間前であり、キックオフの約28分前にようやくピッチに出てウォーミングアップを開始したようだ。 公平性を保つため、AFCに試合開始時間の変更を要請したものの、要求は却下されたと報じている。同メディアは、「キックオフに関するスキャンダラスな判定」と題して、「試合開始延期の要請もアジアサッカー連盟によって拒否された」と、不利な状況で試合に望むことになった点に不満を示していた。 一方で、「日本は予選でこれまで3試合合計14得点0失点だったことを考えると、この結果はオーストラリア代表にとって依然として素晴らしいものだった」と言葉を続け、「惜しくも勝利を逃したことになったが、それでもグループCの日本との対戦で貴重な勝ち点1を獲得することに成功している」と、76分までリードして勝利に近づいていた自国チームと試合内容は高く評価している。
フットボールチャンネル編集部