ビキニ&ドレスの安井友梨、美マッスルの荻島順子ら女子競技の大一番。日本では見られないフィットペアに3組が参戦【IFBB世界選手権2日目プレビュー】
12月17日からの3日間、東京・有明コロシアムにて開催される、IFBB世界フィットネス選手権&男子ワールドカップ。明日の開幕に先立ち、ここでは大会2日目に行なわれる競技と出場選手を紹介する。 【フォト】2024年のフィットネス界の頂点を極めたトレーニーたち
大会2日目は女子競技が中心となる。花形とも言えるビキニフィットネスには、日本一決定戦「JBBFフィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス」で上位入賞した安井友梨、小倉あれず、長瀬陽子らを中心に22人が出場予定となっている。
小倉は昨年の国際大会「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ2023」では158cm以下級で日本人最高位の4位に輝くなど、もっとも伸び盛りのホープ。太陽のような晴れ晴れとした笑顔でのステージングが特徴で、その姿からは“ビキニフィットネス愛”が存分に伝わってくる。長瀬は、「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ2024」のマスターズクラスで優勝、この競技における国際大会初の日本人金メダリストとなった。現在47歳、“ビキニの美魔女”と称されており、今大会も45歳以上級でのメダル獲得を目指す。 もちろん、国内5連覇、ビキニフィットネスの女王・安井友梨の活躍も期待したい。ロシアをはじめとした海外勢を前に日本人は苦戦してきたこともあり、彼女は今シーズン、「日本人だからできないんじゃない、“日本人だからできる”を証明したい」と伝え続けてきた。過去最高位は2022年の2位、この冬は新たな景色を見れるか。 安井は同日に「ワールドカップ」として開催されるフィットモデルにもエントリー。昨年の世界選手権では身長別クラスで見事に優勝したのは記憶に新しい。また、160cm以下級の本田有希子は、10月に開催されたフィットモデルの世界選手権にて優勝を達成。安井をしのぐほどの勢いで世界の舞台で実績を積んでおり、今大会でも輝きを放てるか。
女子競技のもう一つの目玉は女子フィジーク。もともと女子ボディビルという名称で行なわれてきた競技で、ハードな絞りと筋量が求められながらも、女性らしい美を表現する競技である。 注目はやはり、日本一連覇中の荻島順子のステージングだ。小柄ながら、くっきりとカットの入ったバリバリの筋肉を、しなやなかポージングで美しく魅せるアーティスト。海外の選手と比較すると物理的な大きさでは劣るものの、日本人らしいバランスのとれた筋肉美が世界の審査員にどれだけ評価されるのか楽しみだ。日本2位、女子フィジークのレジェンドの域に達しつつある澤田めぐみや、日本選手団の中では頭一つ抜けた高身長で3位に食い込んだ原田理香も期待大。