「おわかりいただけただろうか」でおなじみ『ほん呪』劇場版、場面写真に不気味な顔や暗い廃墟
『ほん呪』シリーズ25周年記念 持ち込まれた調査記録から始まるストーリー
11月8日から公開される『劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ109』の予告編と場面写真が、30日に解禁となった。 【写真】閲覧注意! 不気味な顔の女性がこちらを見つめている『ほん呪』場面写真 同作は、視聴者からの投稿映像を紹介する心霊ドキュメンタリーの祖として誕生した『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズの25周年を記念した映画。シリーズ誕生後、邦OV部門・邦ホラー部門レンタルランキング1位を独走し続けてきたが、本作では、『ほん呪』シリーズ56巻~70巻までの15タイトルを構成・演出した菊池宣秀監督が満を持して復活する。「おわかりいただけただろうか……」「……とでもいうのだろうか……」でおなじみのナレーションは1~7巻の構成・演出としてその基礎をつくり、100巻の構成・演出も務めた中村義洋監督が務める。 解禁となった場面写真では、不気味な顔で正面を向く女性や、薄暗い和室に集まる人々、画面にノイズが走りバグっている映像、暗い廃墟で何かを指さす男性など、気味の悪いカットが公開されている。 劇場版のストーリーは、とあるドキュメンタリー企画が『ほん呪』制作会社に持ち込まれたところから始まる。それは元『ほん呪』ディレクターの菊池を通しての持ち込みだった。企画者は自らを「一ノ瀬」と名乗る女性ディレクターで、内容は彼女の知人・永戸佳史さん(仮名)にまつわる奇妙な調査記録。永戸さんはかつて妻と娘の3人で暮らしていたが、2年前の8月、車の正面衝突事故により娘のナナさん(仮名)を亡くしてしまったという。妻も意識不明で入院する中、永戸さんは精神的に不安定になり、新興宗教や占いの類いにすがり没頭するも、その後、失踪を遂げてしまった。しかし、別の場所で永戸さんが「娘と暮らしている」ことが判明する。さらに不可解な現象が収録されたSDカードが、遺書と共に永戸さんの車から見つかった。驚くことに、その映像は件の正面衝突事故より後の日付にもかかわらず、永戸さんと、既に死亡したはずのナナさんが共に元気な様子で映っているというものだった。持ち込まれた『ほん呪』制作会社のプロデューサーは興味を示しつつも、通常のドキュメンタリー企画として取り扱うことに難色を示し、一ノ瀬と菊池に対して、ある提案をするのだった。
ENCOUNT編集部